みなさん、ふるさと納税は活用していますか?メジャーどころの返礼品は、お肉や海鮮などの食品になります。しかし、私は基本的にこのようなメジャーどころの食品にはあえて手を出さず、ちょっと珍しい返礼品を求めてふるさと納税に取り組んでいます。

2019年は、ふるさと納税の返礼品に「オーダーメイド靴」の仕立券をチョイスしました。そしてつい先日、オーダーメイド靴の仕立てを行ってきたので、その様子を紹介したいと思います。

オーダーメイド靴が作れるふるさと納税の納付先は?

オーダーメイド・パターンオーダーで男性向けの革靴が作れるふるさと納税の納付先は、2020年3月現在、ふるさとチョイスでは

  • 山形県 南陽市
  • 岐阜県 美濃加茂市
  • 滋賀県 近江八幡市
  • 東京都 国分寺市

などがあります。この中で今回は、山形県 南陽市 への納付でもらえるふるさと納税の返礼品を利用しました。

自身の納付金額の上限はおよそ10万円ほどであり、これら4つの自治体の中で唯一100,000円程度の寄付を受け付けていたことと、店頭で相談しながら靴のデザインを決めていくことができる点が決め手となりました。いかが、4つの自治体が受け付けているオーダーメイド・パターンオーダーの男性向け革靴の納付金額の一覧となります。東京都国分寺市なんかは、30万円以上の納付が必要となるため、一般的な人にとっては手を出せないかと思います。それに対し、山形県南陽市は、5万円から利用が可能なので、現実的なふるさと納税となるでしょう(ただし、実際に靴を作る際には、50,000円分の納付で得られる返礼品だけではカバーできないため、靴を注文する際に追加の支払いが必要となります)。

地域 納付金額
山形県南陽市 50,000円
山形県南陽市 100,000円
山形県南陽市 150,000円
岐阜県美濃加茂市 134,000円
滋賀県近江八幡市 154,000円
滋賀県近江八幡市 180,000円
滋賀県近江八幡市 202,000円
滋賀県近江八幡市 278,000円
滋賀県近江八幡市 308,000円
滋賀県近江八幡市 320,000円
東京都国分寺市 300,000円
東京都国分寺市 500,000円

和創良靴の対象店舗

今回のふるさと納税の返礼品では、山形県南陽市で革靴の製造を行っている「宮城興業株式会社」のサービスを利用することができます。宮城興業の展開するブランドの中で、和創良靴 というブランドの革靴を作ることができるようになっています。

和創良靴を取り扱っている店舗は、2020年01月時点で日本全国137店舗となっています。47都道府県の全てに存在する、とまではいかないですが、43都道府県で利用することが可能です。

対象となる店舗の位置を下のGoogleマップにマッピングしましたので、お近くの店舗を探したい時はぜひご利用ください。

革靴の注文に行ってきた

今回、私は南青山にある「ゼフィルス ケントショップ青山」というお店に行ってきました。このお店はビルの3階にあり、そんなに広くない店舗の中に革靴やスーツなどの製品が多数並べられています。実はこの店舗に行く前に、都内のそのほかのお店も見てみようと思ったのですが、外から見えるお店の雰囲気が、中に人を寄せつけにくくしているように感じてしまい、店内に入るのを躊躇してしまいました。しかし、このゼフィルス ケントショップ青山は、そのような雰囲気は感じられず、「もっとお店の中を見ていたい」と感じるようになっていました。

お店のオーナーの方に「ふるさと納税の返礼品を使って革靴を作りたい」「オーダーメイドの革靴を作るのは今回が初めてなので何も分からない」ということを最初に話しました。他にお客さんがいなかったこともあり、オーナーの方は色々とオーダーメイドの革靴作成について教えてくださいました。

カスタマイズできる項目は以下のようになります。ベースとなる靴のデザインとサイズを決めた後、各パーツごとの色と材質を決めていくようなイメージとなります。各パーツの中には、革を縫う糸の色も含まれています。

  • ベースとなるデザイン
  • くつのサイズ(左右それぞれの長さと、左右それぞれの幅を個別に指定)
  • のせ革(小趾, 母趾, 甲の3ヶ所の高さを追加するサイズ)
  • 甲革No
  • 腰裏
  • 中底リブ
  • ウェルト
  • ウェルト色
  • 底材料
  • 厚み
  • 本底底面
  • 積上
  • 積上高
  • 化粧板
  • 出縫糸色
  • コバ形状
  • コバ色
  • 革底色
  • 革底マーク
  • 靴紐
  • 靴紐色
  • 敷革
  • 敷革刺繍
  • 刺繍糸色

ついにオーダーメイド革靴が出来上がった

お店で注文を行ってから約3週間後、完成の連絡をいただき、その翌日に自宅への郵送による到着を確認しました。

届いた段ボール箱を開封します。

箱から靴を出してみました。

濃い目のブラウン色のメイン革となっています。

普段、市販の靴を購入すると、最初の1週間くらいは自分の足に靴の形が馴染んでおらず、吐き心地に違和感を感じることがあると思います。しかし、今回のオーダーメイド靴では、そのような違和感は全くなく、最初に足を通したときから、長年利用していた靴のように感じることができました。

今後、この靴を長く使い続けていくためにも、靴のメンテナンスに時間をかけていければと思います。

ふるさと納税で、オーダーメイドの靴を作ってみたいという方は、ぜひふるさとチョイス - 宮城興業のオーダーメイド靴お仕立券から、ふるさと納税を利用してみてください。