2020年1月の下旬ごろから日本でもコロナウィルスに関するニュースが連日報道されています。中国以外の地域でも猛威を振るうようになり、航空会社も無償キャンセルを受け入れたり、便を欠航させるなど様々な対応が行われています。

本記事では、東京を定期便で就航させているスターアライアンス各社のコロナウィルスの対応をまとめたいと思います。

各社のコロナウィルス対応

以下に、各社の国際線の運航に関する対応状況を記載しています。

  • 対応1: 日本発着便に運休・減便となる便が存在するか否か。存在する場合「運休」または「減便」、存在しない場合「-」
  • 対応2: 運休便であるか否かに関わらず、手数料なしでの払い戻しが行われるか否か。行われる場合「あり」、行われない場合「-」
  • 対応3: 運休便であるか否か、発券した予約クラスに関わらず、手数料なしでの便変更が可能か否か。可能な場合「あり」、不可能な場合「-」。

なお、各社Webサイトに、コロナウィルスへの対策として明確な記述が分からなかったものについては、空欄にしています。

航空会社 対応1 対応2 対応3
ANA あり あり あり
ユナイテッド航空 減便 - あり
ニュージーランド航空 減便 - -
シンガポール航空 減便 - あり
タイ航空 減便 - あり
エアカナダ航空 - - あり
エアチャイナ航空 運休あり あり あり
アシアナ航空 運休・減便 - -
ターキッシュ航空 - あり あり
エバー航空 減便 - あり
LOTポーランド航空
ルフトハンザドイツ航空 減便 - あり
エジプト航空 - あり
エチオピア航空 - あり
スカンジナビア航空 - - あり

基本的に、ほとんどの航空会社で、予約時の予約クラスによらず、無償の予約便変更をOKとする特別対応を行っているようです。その一方で、予約クラスに関わらず払い戻しを許可する対応を行っている航空会社は、ANAを含むごく一部に限られています。日本の報道などをみていると、ANA・JALが無償での予約キャンセル・払い戻しを対応していることが報じられているため、海外の航空会社でも同様だと思っていると痛い目を見ることになりそうです。

これは、海外の航空会社の対応が悪いわけではありません。実際、元々の予約クラスでは、便変更も不可としている場合であっても、便変更を許可するような対応を行っています。