日本には全部で100近い空港が存在します。これらのうち、海外に行こうと思った時に、みなさんが利用する空港はどこでしょうか。多くの人は、羽田空港・成田空港・関西国際空港・中部国際空港の4つをイメージするでしょう。しかしながら、実際には他にも海外に定期便が就航している空港は存在します。では、本記事で、日本の空港の中で国際線が定期運航している空港を見ていきたいと思います。

データの参照先

国土交通省のWebサイトを探していたところ、ちょうど今回の内容と一致する一覧を掲載しているページがありました。参照したのは、国際線就航状況(2019年)の直行便・経由便の一覧となります。

データは、2019年8月29日公表の、「2019年夏ダイヤ」としており、週の便数(直行便・経由便含む、経由便も1便とカウント)でのランキング形式でお届けします。

日本の国際空港TOP5

まずは、週の便数が最も多い5空港です。

  • 1位: 成田空港(週1750.5便)
  • 2位: 関西空港(週1375.5便)
  • 3位: 羽田空港(週811.5便)
  • 4位: 中部空港(週411.5便)
  • 5位: 福岡空港(週399便)

羽田空港がもっと上位にきていると予想していましたが、成田空港・関西空港に次いで3番目の便数ということが意外でした。また、中部空港までは国際空港としての認知度も高いと思いますが、4位の中部空港と5位の福岡空港の間には、週10便ほどの違いしかないというのも驚きです。

日本の国際空港 6〜10位

続いて、6〜10位を見ていきましょう。

  • 6位: 那覇空港
  • 7位: 新千歳空港
  • 8位: 北九州空港
  • 9位: 鹿児島空港
  • 10位: 広島空港

この辺りになってくると、「そんな都市から国際線が就航していたんだ!」と思うような都市も出てきますね。

日本の国際空港 11〜20位

ここからは、就航先の国も少なくなってくるので、就航都市名も合わせて紹介したいと思います。

  • 11位: 岡山空港(ソウル、香港、上海、台北)
  • 12位: 高松空港(ソウル、香港、上海、台北)
  • 13位: 仙台空港(ソウル、台北、北京)
  • 14位: 佐賀空港(ソウル、釜山、上海、台北、大邱)
  • 15位: 静岡空港(ソウル、煙台、杭州、上海、台北、寧波)
  • 16位: 小松空港(ソウル、香港、上海、台北)
  • 17位: 大分空港(ソウル、釜山、務安)
  • 18位: 熊本空港(ソウル、高雄、大邱)
  • 19位: 富山空港(ソウル、上海、台北、大連)
  • 20位: 函館空港(台北)

就航都市の中には、一部見慣れない地名もあるかもしれませんが、どれも東アジア近郊の韓国・中国・台湾・香港の都市となっています。特にソウルは代表的な就航都市になっていますね。

日本の国際空港 21位以降

最後は、21位以降にランクインした空港です。こちらも、11〜20位と同様に、東アジア近郊の韓国・中国・台湾・香港の都市となりました。旭川空港や青森空港、花巻空港など、国内線の就航がわずかであるような空港でも国際線の定期路線を持っていることに驚きです。

  • 21位: 新潟空港(ソウル、ハルビン、上海、台北)
  • 22位: 茨城空港(ソウル、上海、台北)
  • 23位: 米子空港(ソウル、香港)
  • 24位: 宮崎空港(ソウル、台北)
  • 25位: 新石垣空港(香港、台北)
  • 26位: 長崎空港(香港、上海)
  • 27位: 松山空港(ソウル、上海)
  • 28位: 花巻空港(上海、台北)
  • 29位: 青森空港(ソウル)
  • 30位: 旭川空港(台北)

まとめ

今回は、日本の空港のうち、国際線の定期路線を就航させている空港の一覧を紹介しました。韓国・中国・台湾・香港などのアジア近郊への旅行の場合、羽田や成田、関空、中部などの大きな国際空港ではなく、その他多数ある地方空港を使って行くことも可能です。国内主要空港からのフライトが満席になっていたり、料金が高くなっていた時などは、これら地方空港の利用も検討してみてはいかがでしょうか。