2017年も残すところ4ヶ月半くらいになってしまいますが、今から2017年のSFC修行を開始することに決めました。
この記事では、SFC修行を行うにあたっての「動機」と「戦略」について簡単にまとめました。

目次

  1. SFC修行の動機
  2. 現時点でのプレミアムポイント
  3. 今回のSFC修行の戦略
  4. 現時点で行ったこと① - ANAカードの発行
  5. 現時点で行ったこと② - 修業フライトの予約
  6. まとめ

SFC修行の動機

もともと、SFC修行には興味がありました。しかしながら、PP単価10円だとしても約50万円の費用が必要になります。これを全てマイルから交換したスカイコインで賄うとしても、約30万マイルが必要になります。熱心な陸マイラーであればポイントサイトで集めたポイントからANAマイルを経由してスカイコインにし、修業費を捻出すると思います。しかし、自分は熱心な陸マイラーとはほど遠く、持っていたマイルは全て交換し、5月にシドニー・タイ旅行に行ってしまいました。結果として持っているマイルはたったの806マイルです。ポイントサイトやメトロポイント、楽天ポイントなどの保有するポイントを全て37,000マイル程度にしかなりません。これでは、修業費用どころではなく、羽田〜那覇の片道分程度にしかなりません。

ではなぜ、SFC修業を今やるのか。それは、たまたま今年は仕事で飛行機(それも国際線)に乗る機会が何度かあり、すでに12,889プレミアムポイント分の目処が立っているためです。また、今年からフリーランスを始めており、フリーランスとしての収益をきっちり経費として使っていきたいと思っており、どうせなら、たくさん飛行機に乗りたいので、SFC修業に投資することにしました。おまけとして、1月や2月時点ではほとんど予約することが難しかった羽田〜那覇のプレミアム旅割28も現時点では比較的取りやすくなっていることや、プレミアム旅割28が予約できなくても2枚保有しているANAの株主優待券を有効活用できる点も後押ししています。

まとめると、自分のSFC修業の動機は、

  • もともとスーパーフライヤーズカードは欲しかった
    • 特典航空券の予約枠増加や、ラウンジ、優先チェックインカウンターなどが目的
  • すでに出張などの理由で12,889プレミアムポイント獲得予定が立っている
  • フリーランス収益をSFC修業に当てることができそうである
  • 羽田〜那覇・プレミアム旅割28などの高PP路線の予約が比較的取りやすい
  • 2枚保有しているANAの株主優待券を有効活用したい

となります。

現時点におけるプレミアムポイント

SFC修業開始を考える前の時点で、6レグの搭乗が決まっており、そのうち2レグは3月時点で搭乗済みとなります。搭乗路線は、

搭乗月 区間 利用クラス 費用 PP PP単価
2017年03月 羽田〜伊丹 エコノミー・特割 ¥13,990 820 ¥17.06
2017年03月 伊丹〜羽田 エコノミー → 当日アップグレード ¥19,890 1,100 ¥18.08
2017年08月 成田〜サンフランシスコ エコノミー(予約クラス:L) ¥60,910 1,539 ¥39.58
2017年09月 サンフランシスコ〜成田 エコノミー(予約クラス:L) ¥60,910 1,539 ¥39.58
2017年09月 羽田〜シンガポール エコノミー(予約クラス:S) ¥28,170 2,484 ¥11.34
2017年10月 マレーシア〜羽田 プレミアムエコノミー(予約クラス:E) ¥77,210 5,407 ¥14.28

となっており、トータルでは、

  • 費用: ¥261,080
  • プレミアムポイント: 12,889ポイント
  • PP単価: ¥20.26

となっております。PP単価で見ると、成田〜サンフランシスコ間が足を引っ張っており、トータルとしては、¥20.26となっています。

しかしながら、これらのフライトの多くは出張であり、会社経費としてのフライトとなっています(マレーシアからの帰国便のみプレミアムエコノミーにしたことで、追加費用を実費で支払っています)。なので、実支払いに対するPP単価を見ると脅威の¥6.04となります。自分であれば、出張フライトが4レグしかないので、たった12,884プレミアムポイントですが、出張族の方はこんな感じで自然とプレミアムポイントが貯まっていくのだということが実感できますね。

今回のSFC修行の戦略

SFC修業の実施を決めたのが、8月中旬であり、残り時間も4ヶ月半しかないタイミングであり、さらに約37,000プレミアムポイントを獲得する必要があります。また10月上旬までは海外出張もあり、土日にまとまった時間を確保することが難しい点と、台風などにより予定通りのフライトができない可能性もあるので、本格的なSFC修業は10月中旬以降になる予定です。そのため、実質的な修行期間は約2ヶ月半と短い期間にフライトを詰め込む必要があります。

そのため、本来であればいろいろなところに旅行がてら修業をしたいところですが、そんな余裕はなく、沖縄の単純往復を行いながら、どこかで東南アジアなどの路線倍率の高い地域に国際線乗り継ぎを付け加えるか、エアチャイナ・ビジネスクラスを使って一気にプレミアムポイントを獲得することで、短期間での解脱を目指す予定です。

現時点で行ったこと① - ANAカードの発行

発行経緯

今までANAカードを保有していなかったため、ANAカードの新規発行を行いました。発行したカードはもちろん、ANA Visaワイドゴールドカード。このタイミングでこのカードを新規発行した理由は、

  1. 今まで保有していたクレジットカードの国際ブランドが「Master」「JCB」「AMEX」のみであり、「Visa」カードを持っていなかった
  2. 最終的にスーパーフライヤーズカードにノーリスクで切り替えることができる。
  3. 搭乗時のボーナスマイル積算率が25%と比較的レートが高い。
  4. 国際線エコノミークラス搭乗時でも、ビジネスクラス専用チェックインカウンターが利用可能である。

です。1と2だけであれば、発行タイミングはもっと先でもいいかな、と思っていました。しかし、3と4の特典の存在を考えると、

    1. 国際線4レグだけで積算されるマイルが2,016マイル増える
    1. 出張で搭乗する国際線フライトでビジネスクラスチェックインカウンターを利用できる

ということで、出張前のこのタイミングで発行しました。既に審査も完了しているので、サンフランシスコ出張には間に合いそうです。

使ったポイントサイトとキャンペーン

今回、ANAカードを発行するのに使ったのは、3,000円分のポイントが獲得できる「ちょびリッチ」。ソラチカカードを経由することで、2,700マイルに交換することができます。

さらにANAカード側の入会キャンペーンも行われており、最大で27,000マイル相当のポイントがプレゼントされます。入会キャンペーンで最大の27,000マイル相当のポイントを獲得しようとすると、リボ払いで多くの費用を支払う必要があったり、家族カードの作成が必要だったりで、ハードルが高いことがほとんどです。今回のANAカードも同様に、条件が厳しいものがあるので、自分は

  • 入会の通常特典: 2,000マイル相当
  • ANA銀聯カードキャンペーン: 6,000マイル相当

を獲得したうえで、利用状況に応じてリボ払いキャンペーンで5,000マイル相当がクリアできればラッキーというイメージでいます。

ちょびリッチ」で獲得する予定のマイルと合わせて、今回のANAカードの発行で、10,000マイル超えの獲得が実現できそうです。

現時点で行ったこと② - 修業フライト

現時点で、上記のフライト以外に、修業フライトを2レグ入れました。入れた区間はよくある羽田〜那覇のプレミアムクラス往復です。

搭乗月 区間 予約運賃 費用 PP PP単価
2017年09月 羽田〜那覇 プレミアム旅割28 ¥25,290 2,860 ¥8.84
2017年09月 那覇〜羽田 プレミアム株主優待 ¥30,190 2,860 ¥10.56

フライトを詰め込めば、4レグ(2往復)を全てプレミアム旅割28で行うこともできましたが、翌日も仕事があるので、早めの時間帯に家に帰りたいことと、9月は台風の影響で予定通りのフライトができるかが不安だったりで、2レグに抑えることにしました。

これにより、獲得プレミアムポイントが18,609ポイントになる予定です。

まとめ

多くの陸マイラーは、事前にSFC修業を行う年度を決め、それに合わせてマイルを貯めておき、スカイコインを使って修業を遂行すると思います。それに対して、自分は半年以上が経過し、残り4ヶ月ちょっとしかいないタイミングでのSFC修業の決意となりました。まだまだ必要な50,000プレミアムポイントまでは程遠い状況であり、年末ギリギリまでかかってしまうことが予想されますが、SFC修業をスタートしたいと思います。