普段はANAマイルを貯め旅行に出かけている自分ですが、実はJALのマイルを6,800マイルほど保有しており、その有効期限が2019年5月と迫っている状況でした。

6,800マイルというのは中途半端なマイル数であり、東京を拠点とする自分の場合は、片道路線しか発券することができないです。しかし、JALのマイルには「どこかにマイル」というマイルの利用方法があり、これを使うと往復6,000マイルの航空券を予約することができます。今回はどこかにマイルを利用して航空券を予約したので、その様子をお届けしたいと思います。

「どこかにマイル」とは?

どこかにマイルとは、JALが提供しているマイルを使った特典航空券の新しい発券方法の1つです。通常は、出発地と行き先を決め、それに対応するマイル数を確認し予約を行います。しかし、必要マイル数は比較的多いため、マイルで航空券を取ろうとしても多くの人はそんなにマイルが溜まらず、その恩恵を受けられません。

そこにJALは目をつけたわけです。通常よりもさらに少ないマイル数で特典航空券を予約してもらうことで、JALユーザーのマイル利用を活性化させるのが狙いです。

「どこかにマイル」は、羽田を起点とする場合は往復6,000マイルで利用することができます。ただし、その行き先は名前の通り「どこか」であり、申し込み時点では決まっていません。申し込み時点では、行き先の可能性がある候補地4つが表示され、申し込みを行います。

申し込みから2〜3日以内で行き先が確定し、JALから通知が行われる仕組みとなっています。候補地の4つは、指定した出発日時と到着日時、人数などを指定することで、自動で行われます。候補地の選択ロジックについては不明ですが、搭乗率の低い路線に多く割り振ることで、往復6,000マイルという格安での搭乗を可能にしている と思われます。

いざ、申し込みを

ということで、2019年5月に有効期限を迎えるJALマイルの消化方法を考えた結果、2月に「どこかのマイル」への申し込みを行いました。条件としては、出来るだけ直近の土日の旅行を想定して申し込みを行います。ただ、直近の土日についてはすでに売り切れになってしまっているのか、選択をすることができず、3週間後の旅行の申し込みとなりました。どこかにマイルの場合、数100マイルを消化しきれずに残してしまう形になりますが、僅かなのでこの端数マイルはこのまま捨てることにします。

検索時に使った条件は、

  • 発着地: 東京(羽田)
  • 行き: 土曜日 09:00〜11:59出発
  • 帰り: 日曜日 16:00〜18:59到着
  • 人数: 大人1名

であり、エントリー時に表示された旅行先はこちらになります。

当たりは熊本・広島、ハズレは徳島・香川といったところでしょうか。何度か4つの候補を引き直すために検索し直したりしてみましたが、徳島・香川はほぼ毎回出てきたような気がします。他に、鹿児島や沖縄、高知が候補に入ってくることがありました。

何度も検索していても仕方ないので、上記の4エリアを目的候補地としてエントリーをすることにしました。

申し込みから1日、行き先が決定

申し込みを行なった翌日の14:00ごろに、行き先が決定したということでメールが届きました。メールの本文内には行き先は記載されておらず、JALウェブサイトに遷移して確認する形になります。

ウェブサイトを確認すると、

ということで、行き先は、徳島に決まりました。申し込み時点ではハズレに分類していた徳島に決まったので、少し残念な気持ちもありますが、「どこかにマイル」とはそういうサービスである代わりに少ないマイル数で予約・発券できるようになっているので、受け入れるしかありません。

宿泊先の予約

どこかにマイルでは、往復の航空券はマイルで取得することができますが、旅行先のホテルは自身で手配する必要があります。その辺りにはJALは一切絡んでこないので、行き先が決定した後にホテルを探します。自分の場合は、徳島に着いた後のスケジュールを考えていなかったので、ホテルの予約はギリギリまで行わないことにしましたが、行き先によっては決まった時点で宿泊先を探すことをお勧めします。

まとめ

今回は、実際にどこかでマイルを使って予約を行う様子をお届けしました。実際に予約までしてみることで、

  • 東京発のどこかにマイルでは、徳島・香川がよく出てくる
  • 2〜3日で行き先が決まる、とあるが実際には1日で行き先が決まった
  • (1回しか試していないが)地方路線が当たりやすい?

ということが分かりました。次回は、実際にJAL便で羽田空港から徳島空港へのフライトの様子をお届けしたいと思います。