2019年6月に、ANAのトクたびマイルを使って、秋田に行ってきました。詳細な旅程は、上野から仙台で途中下車しながら秋田駅まで新幹線で行き、秋田から東京までの帰路で飛行機を利用しました。
この記事では、帰りの便の飛行機の待ち時間の間に利用した秋田空港のクレジットカードラウンジである「ラウンジロイヤルスカイ」を紹介したいと思います。
秋田空港までのアクセス

JR秋田駅から秋田空港までは、空港リムジンバスの利用が便利です。空港リムジンバスは、飛行機の出発時刻に合わせて、各出発時刻の45〜60分前に秋田空港に到着するような時刻表で運行されています。秋田駅から秋田空港の所要時間は40分程度必要とします。そのため、おおよそ飛行機の出発時刻の85〜100分前に秋田駅を出発するバスを探すのが最適です。これよりも早いバスを選んだとしても、空港での待ち時間が長くなってしまうので、あまりお勧めできません。
また、地図をみても分かるように、空港周辺は山なので、空港敷地外に出て時間を潰すのは車がない限り難しそうです。
なお、秋田駅と秋田空港間の場合、大人運賃は930円であり、クレジットカード及びICカード、電子マネーでの利用はできないため、現金の準備を行なっておきましょう。
秋田空港の空港設備

就航路線・航空会社は?国際線は?
秋田空港に就航している路線は、ANA・JALが就航しており、「東京・羽田」「札幌・千歳」「大阪・伊丹」「名古屋・中部」の空港へのフライトが定期運行されています。地方空港とはいえ、東京・羽田空港へは、ANA・JALを合わせて1日9便が運行されており、とても高い利便性と言えます。
国際線は以前は大韓航空がソウル(仁川国際空港)行きを運航していましたが、現在は運休となっています。また、他に定期就航している国際線はありません。現在は、不定期でチャーター便が飛ぶことがあるようです。
送迎・展望デッキ
秋田空港には、大きな飛行機の離着陸が行われないことと、飛行機の離発着の頻度は40分に1度程度なので、飛行機の離発着をメインに楽しむには不向きです。しかしながら、広々とした空間でのんびり飛行機を眺めるにはちょうどいい送迎・展望デッキと言えます。
その他の空港設備
他によくある空港設備として、
- お土産屋さん
- レストラン
- コンビニエンスストア
- 案内所
- レンタカー受付
- クレジットカードラウンジ
などがあります。自分が利用した時は、空港施設内のイベント用スペースに、出張動物園がきており、幼稚園・保育園に通うような子供達が楽しんでいました。
秋田空港には、ANA・JAL共に就航しているものの、どちらも航空会社ラウンジは運営しておらず、クレジットカード・ラウンジのみとなります。
秋田空港のカードラウンジ「ラウンジロイヤルスカイ」
ラウンジの場所
秋田空港のカードラウンジ「ラウンジロイヤルスカイ」は、エレベーターを上った2階の保安検査場の目の前にあります。保安検査場までは、ラウンジを出て数秒、保安検査場から先も小さな空港なので、すぐに搭乗することが可能です。
ラウンジの利用条件
ラウンジの利用条件は、一般的なクレジットカード・ラウンジと同じとなっています。当日の航空機をご利用で、提携しているクレジットカードのゴールドカードを持っていれば無料で利用可能です。該当のクレジットカードを保有していなくても、1人あたり820円で利用可能です。
対象となるクレジットカードは下記のゴールドカード以上ほ保有している方になります。
- VISA
- JCB
- UC
- UFJ
- NICOS
- TS3
- Orico
- DC
- Life
- Diners
- クレディセゾン
- 楽天カード
- アメリカン・エキスプレス
- ジャックス
- エムアイカード
もちろん、秋田空港を出発する便を利用する方だけでなく、秋田空港に到着した便を利用していた方も利用することが可能です。
利用可能時間は、6:50~20:35となっています。秋田空港から出発する最初の便は、ANAのNH402便・07:30発であり、この便に搭乗する方がラウンジに少し寄ってから出発することができる時間帯となっています。また、秋田空港から出発する最終便は、JALのJL168便・20:50発であり、この便に搭乗する人がラウンジを出た後の閉館となります。
一方で、秋田空港への到着便の最終は、ANAのNH409便・21:25着であり、この便を利用する方が秋田空港に到着した時にはすでにラウンジは閉館後となり、ラウンジを利用することはできません。
ラウンジの設備
ラウンジの設備としては、無料のソフトドリンク、有料のアルコール飲料、Wi-Fi、喫煙ブース、通話ブースなどがあります。全てではありませんが、電源の使える座席もあるので、スマートフォン以外にパソコンで作業をすることも問題ありません。
座席数は、ソファー席・テーブル席・カウンター席・ビジネス席を合わせて、35席程度準備されています。
窓からの景色については少し残念です。空港のラウンジではあるものの、位置しているのは非制限エリアであり、窓から飛行機を眺めることはできません。
また、シャワールームはないため、シャワーを浴びてから飛行機に乗りたい、という場合には空港に来る前の市街地の温泉などを利用する形になります。とはいえ、就航している路線・時間帯的に、シャワーの必要性は低いと思います。
ラウンジの利用状況
自分は、ANAのNH406便・11:50発、羽田空港行きを利用しました。秋田空港へは、空港リムジンバスを利用し、秋田空港には11:00少し前に到着しました。チェックインにはほとんど時間がかからなかったので、ラウンジは約30分ほど利用することができました。
同時刻には、ANAの羽田行きの他に、JALの千歳行きも運航されていましたが、ラウンジの混み具合は2〜3割くらいの座席が使われている程度でした。保安検査場の混み具合もそんなに時間がかからないようでしたので、保安検査の締め切りギリギリまでラウンジでゆっくりすることもできそうです。
まとめ
今回は、秋田空港のクレジットカード・ラウンジである「ラウンジ ロイヤルスカイ」について紹介しました。地方空港で小規模な空港なため、ANAラウンジやJALラウンジは存在せず、制限エリア内には利用可能なラウンジは存在しません。しかしながら、この規模の空港であれば、無理に制限エリア内にラウンジを作る必要はなく、逆に非制限エリアにラウンジを置くことで、出発時だけでなく到着時にも利用可能になるというメリットがあることを痛感しました。