夏休みを利用して、ANAマイル・アメックスプラチナカードを駆使したアジア周遊旅行に行ってきました。今回の周遊旅行は本ブログの夏休みの海外旅行を検索、たった◯◯マイルでビジネスクラスに5回搭乗できるルートを発券で紹介したチケットを使った旅行になります。以前のブログでは、特典航空券の予約のみの紹介で、どういったホテルに宿泊するのかや、具体的な観光については一切触れていませんでした。

2019年9月に実際にアジア周遊旅行を行なってきたので、その様子を順番に紹介したいと思います。本記事は、2番目の訪問都市・韓国でのトランジットの様子を紹介します。

韓国・仁川でのトランジット時間

今回は、

  • 中国・大連 → 韓国・仁川
    • OZ302便
    • アシアナ航空・A330-300
    • 特典航空券ビジネス
    • 10:30大連発、12:40仁川着
  • 韓国・仁川 → 台湾・台北
    • TG635便
    • タイ国際航空・B777-300
    • 特典航空券ビジネス
    • 17:30仁川発、19:00台北着

というフライトでした。特典航空券ビジネスでの発券ということで、様々な航空会社の航空機に乗るため・様々な空港に訪れるために仁川経由で大連から台北に向かいます。

結果、仁川国際空港では5時間のトランジットが発生します。通常であれば、5時間程度のトランジットでかつ、市内からも離れている仁川国際空港の利用であれば、入国することなく制限エリア内で過ごす人が多いと思います。そうでなくても自分の場合はビジネスクラス利用かつスターアライアンス・ゴールドメンバーであるため、仁川国際空港のビジネスクラス・ラウンジで過ごせば5時間はあっという間に終わってしまうでしょう。

それでも、自分はちょっとだけでも韓国に入国することにしました。

入国

韓国の入国審査は、日中の時間帯ということもあり、到着便が重なっていたのか、入国審査は長い列となっていました。この入国審査を抜けるまでにおよそ30〜45分ほどを要しました。今回の韓国での滞在時間は5時間程度しかないので、この時間ロスは大きな痛手となります。

入国審査で自身の順番が回ってきたので、質問などに答えます。入国目的はトランジットとしていたので、

出国予定のフライトは何時のフライト?

と聞かれたため、「4時間後のフライトです」といった形で、次の航空券を見せながら答えた(既に、5時間のうち1時間ほどが経過していたため)ところ、

なんでたった4時間なのに入国する必要があるのか。入国する必要はないだろ?

みたいに言われてしまいました。ここで引き下がってしまっては勿体無いので、英語で応戦します。とりあえず「1時間だけでも韓国を観光したい。1時間後には再度出国する予定だ」という話をすることで、納得してもらい入国します。

無料リニア「マグレブ」

韓国では、無料で乗車することができるリニアモーターカー「マグレブ」(正式名称は、仁川空港磁気浮上鉄道)に乗ってきました。通常、リニアモーターカーといえば、遠距離間を高速で結ぶ列車というイメージがありますが、今回のリニアはそうではありません。このリニアモーターカーは、仁川空港と近隣の街までの間の6駅を試験運行しているものになります。

仁川国際空港第1ターミナル駅と龍遊駅を結んでおり、路線の総距離は5.6kmと僅かです。最高速度もおよそ80km/hとなっており、通常の電車と同程度の速度になっています。とはいえ、その仕組みは紛れもない磁気浮上式になっているので、長期の試験運行を経て、実際に市内への交通に使われるようになることを願っています。

ただ、今回のリニアが伸びている先は市内方向ではないので、今後の拡張をどのように行うのか、気になるところです。

今回乗車した仁川空港のマグレブは、2両で運行されており、完全無人での運転となっています。そのため、先頭車は完全な前面展望となっているため、ゆっくり流れる仁川空港周辺の景色を眺めることができます。

龍遊駅からは海沿いにプロムナードが延びていますので、潮風を感じながらの散策もお勧めですが、今回は次のフライトもあるので、そのまま空港に戻ることにしました。

利用状況は、「混んでいるわけではないが、椅子を確保しようと思ったら、事前に並んでおく必要がある」といったところでした。自分も、仁川国際空港から乗車する際は、椅子には座ることができず、ドア付近に乗車して景色を眺めていました。戻るときは、なんとかして前面展望席(実際には後面展望席だったが)を確保したかったので、少し早めに並んで座席をとりました。

出国

仁川国際空港に到着後は、速やかに出国審査を行い、空港の制限エリアに入ります。仁川国際空港では、ビジネスクラス利用・SFC利用であってもプライオリティレーンなどは設定されていないので、通常の利用客に混ざって手荷物検査・出国審査を行います。手荷物検査・出国審査は多少混雑していましたが、問題なくクリアすることができました。

アシアナ航空ラウンジ

制限エリアに入った後は、1.5時間ほど時間が残っていたので、ゆっくり食事をしながら、溜まっていた仕事を片付けていました。

韓国の前に滞在していたのが中国本土であったため、Google関連のサービスへの接続が難しく仕事が溜まっていたのもうまく解消していくことができました。

まとめ

今回はたった4〜5時間程度の仁川国際空港でのトランジットの過ごし方ということで、入国し、マグレブに乗車し、再度出国する様子を紹介しました。仁川国際空港は、アジアでも有数のターミナル空港ですので、遠方に旅行する際にトランジットで利用することもよくあると思います。今回は行かなかったのですが、龍遊駅の海沿いにあるプロムナードは景色も綺麗なので、4〜5時間のトランジットの際は、是非入国して楽しんでみてはいかがでしょうか。