ふるさと納税の返礼品「万年筆」を徹底分析【6〜10万円・お買い得はどれ？】

少し早いですが、そろそろ2020年のふるさと納税をどうするかを考え始める時期がやってきました。本記事では、ふるさと納税の返礼品にリストアップされている商品の中から、「万年筆」に焦点を絞って紹介したいと思います。

ふるさと納税について

ふるさと納税とは？

「ふるさと納税」とは、自分が応援したい都道府県や市区町村といった「自治体」に寄付ができる制度の名前です。「納税」という名前なので税金と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実際は「寄付（寄附）」をすることになります。

そして「ふるさと納税」の人気が高まっている最大の理由は「寄付のお礼として、地域の特産品がもらえること」ことです。寄付を受けた自治体が、そのお礼として納税者に送る品のことを「返礼品」と呼びます。多くの自治体では、返礼品として、お米やお肉、野菜に果物などの食べ物を準備しています。

返礼品の選び方はたくさんありますが、よりお得にふるさと納税を楽しみたい方は還元率の高い返礼品を選ぶことが大切です。

ふるさと納税に対する自分の方針

ふるさと納税といえば多くの人がグルメ系の返礼品を求めていると思いますが、私は「自身のお金では普段は購入しないようなもので、できるだけ長い期間使うことができるもの」を返礼品として探すようにしています。

2018年は「【ふるさと納税】自分だけのオーダーメイド枕をたった1時間で作成してきた話」にあるようにオーダーメイドの枕を、2019年は「宮城興業のふるさと納税「オーダーメイド靴お仕立券」を使ってオーダーメイド靴を作ってきた話」にあるようにオーダーメイドの革靴を返礼品に選びました。

この流れでいくと、オーダーメイドものの何かを選ぶ可能性もありますが、自身は特にオーダーメイドに拘っているわけではなく、あくまでも「自身のお金では普段は購入しないようなもので、できるだけ長い期間使うことができるもの」を選んでいきたいと思います。

そんな中、今年のふるさと納税の返礼品として、「万年筆」を検討しているため、その調査も含めてこの記事を執筆しています。

万年筆について

今では、ボールペンが普及してしまったため、万年筆を利用するケースは減ってきました。しかしながら、万年筆は、長年使い続けることができる筆記具であり、またフォーマルな場面に適した筆記具として位置付けられ、一部の人たちの間で今も愛用されています。

視聴率20%を超える人気ドラマ「半沢直樹シーズン2」でも序盤に賀来賢人演じる森山が小学生の頃に友人(スパイラル社の瀬名)からもらった万年筆を大事に使い続けていたシーンが印象的でした。そのシーンでも「万年筆は1万年後もずっと使えるから万年筆っていうんだ」というセリフがあり、長い間使い続けることができることが分かります。実際、1万年使えるのかどうかはわからないですが、自身が生きている間使い続けることくらいはできるでしょう。

ふるさと納税の返礼品で万年筆がもらえる自治体

群馬県館林市: 「渡良瀬の水面」「渡良瀬の大地」

館林の風景をモチーフとして完成させたオリジナル万年筆で、限定各100本製造です。渡良瀬川の勇壮な流れをキャップレスデシモで表現した「渡良瀬の水面」と、穀倉地帯として知られる館林の豊かな大地をイメージして「渡良瀬の大地」を作製されたものです。また、桐箱にシリアルナンバーが刻印されています。

館林市のふるさと納税では、「渡良瀬の水面」「渡良瀬の大地」以外にももっと高価格帯の「KATANA」や「茂林寺沼の湿原」もあるので、納税額の大きい人はそれらも検討すると良いでしょう。

ふるさとチョイス・群馬県館林市: 【三田三昭堂】万年筆「渡良瀬の水面」「渡良瀬の大地」

奈良県奈良市: くれ竹万年筆 夢銀河 鹿角

春日大社の社伝によると、称徳天皇の頃、武甕槌命（たけみかづちのみこと）が鹿島神宮（茨城県）から平城京鎮護のため奈良に移られる際、白鹿の背に乗って来られたといいます。以来、奈良の鹿は神の遣いとして手厚く保護されるようになりました。

数量限定の返礼品となっており、その数はわずか10点のみとなっています。

ふるさとチョイス・奈良県奈良市: E-22 くれ竹万年筆 夢銀河 鹿角

広島県呉市: プロフィットスタンダード21 万年筆 マルン

1911年に呉市で創業して100余年。セーラー万年筆は、熟練した職人によって優れた書き味の万年筆を造り続けてきました。スタンダードモデルの万年筆に21金ペン先を採用し、よりグレードアップした仕様になっております。カートリッジインク（ブラック）2本付き。化粧箱入り。

広島県呉市では、マルン以外にブラックの色の万年筆や、太さも中字・細字などいくつかのパターンの万年筆が準備されています。

ふるさとチョイス・広島県呉市: プロフィットスタンダード21 万年筆 マルン 中字

北海道福島町: 蝦夷鹿の角『高級万年筆』

ナニワの名工と名高い平井木工挽物所と北海道福島町がコラボレーションして出来上がった蝦夷鹿角を使った高級万年筆です。日本では古来より神様の御使いとされる鹿の角を素材に、伝統工法轆轤を駆駆使し、丹精込めて手作りされた万年筆は唯一無二の存在感となっています。

1本1本手作りであるため、記念日の贈り物にも最適といえます。

ふるさとチョイス・北海道福島町: 平井木工挽物所 × 北海道福島町産蝦夷鹿の角『高級万年筆』

奈良県桜井市: 手作り文房具　吉野杉の万年筆

木工職人がハンドメイドで1本ずつ丁寧に作っています。

同じ木目は全く無く、手にすると吉野杉独特の心地よい香りを感じることが出来ます。使い続けると杉独特の油分が滲み使い込むほどに味が出てくる逸品です。木地は万年筆を作るために切り出されたものでは無く、杉板や柱にならないコブの部分を使用したものです。美しい木目が出る反面、加工することが難しいとされ、今まで捨てられていたものですが、加工の技術で万年筆が完成しました。

使えば使い込むほど木目の風格が滲みでて参ります。

ふるさとチョイス・奈良県桜井市: 【ナチュラルな温もり】手作り文房具　吉野杉の万年筆

茨城県高萩市: 黒柿万年筆

縞の黒柿を材料にした万年筆となっています。

ふるさとチョイス・茨城県高萩市: 黒柿万年筆

大阪府東大阪市: 「大西製作所」本格手作り 万年筆 大

希少な万年筆職人が造るろくろによる伝統工芸手法の本格手作り万年筆。材質を環境にやさしいアセテート樹脂衝撃や静電気にも強く模様もきれいです。桜の花もようです。

ふるさとチョイス・大阪府東大阪市: 「大西製作所」本格手作り 万年筆 大

大分県豊後高田市: 銘木・「世界樹」万年筆（会津漆/白檀）

豊後高田市から、日本の伝統文化を待つ万年筆として、世界に発信され続けている世界樹万年筆です。世界が一本の大きな木に様に平和につながることを願い、作り出されました。素材の木にこだわり、手になじむシンプルで存在感を持つ形状に丁寧に作り上げられています。

サンダルウッド（白檀）から削り出した世界樹万年筆に、日本の伝統的な漆の溜め塗りを施した漆塗り万年筆。漆塗りのもつ、しっとりとつや艶やかな感触と一本一本、手作業で調整された万年筆の書き味を楽しむことができます。

ふるさとチョイス・大分県豊後高田市: 銘木・「世界樹」万年筆（会津漆/白檀）

まとめ

ふるさと納税で利用可能な6〜10万円の納税金額価格帯で万年筆の商品を探してみました。数はそんなに多くないですが、それでも8種類の商品を選ぶことができそうです。また商品によっては還元率40%を超えるものも出てきており、そのお得度合いが見えてきそうです。