先月、The Okura Tokyo に宿泊してきました。オークラホテルは、帝国ホテル東京・ホテルニューオータニと並ぶホテル御三家の1つです。1年前の2019年9月に建て替えを行い再開業しました。日本でも数少ない5つ星ホテルであり、アメリカン・エクスプレスのファイン・ホテル・アンド・リゾート(FHR)の特典も利用可能なホテルです。

今回は、FHRを使ってThe Okura Tokyoに2泊してきましたので、その様子などを紹介したいと思います。

The Okura Tokyo

今回の予約

今回は、アメリカン・エクスプレス・プラチナカードのファイン・ホテル・アンド・リゾート(FHR) の特典を使って宿泊予約を行いました。アメリカン・エクスプレス・プラチナカードは、アメックスのクレジットカードの中でセンチュリオン・カードに次ぐランクのクレジットカードであり、年会費が130,000円とその他のクレジットカードと比べると破格とも言えます。しかしながら、その付帯サービスも抜群に良いものとなっています。

今回予約に使ったファイン・ホテル・アンド・リゾート(FHR)は、アメックスが提携しているホテルを対象に、特別優待価格で予約することができ、またいくつかの特典を利用することができます。FHRで多い優待としては、

  • 12:00からのアーリーチェックイン(当日の空室状況による)
  • 16:00までのレイトチェックアウト
  • お部屋のワンランクのアップグレード
  • 2名分の朝食サービス
  • レストラン利用など、館内施設で使える100ドル相当のクレジット

などがあり、今回の宿泊では上記の特典が全て利用することができました。

さらに今回は、新型コロナウィルスの流行による需要の減少によるものと思われますが、特別に

  • 2泊目の無料宿泊
  • 当日の空室状況により、お部屋の2段階アップグレード

のどちらかを選択することができました。2つ目は確約ではない特典のため、今回は1つ目を利用して、2泊の宿泊となりました。

予約した部屋はプレステージコーナールーム(56m2) で、2名1室の料金が63,320円となりました。宿泊したのは、2020年9月中旬であり、このタイミングではまだ東京都民にはGo Toトラベルキャンペーンは展開されていなかったため、Go Toトラベルキャンペーンによる割引はなしとなりました。

お部屋の様子

アサインされたお部屋

宿泊の当日、アーリーチェックイン可能な12:00過ぎに、最寄駅近くの国会議事堂駅から、タクシーを使ってThe Okura Tokyoに向かいます。フロントでチェックイン手続きを行い、今回宿泊する部屋を確定させます。今回の宿泊は、予定通り1段階のアップグレードが適用されてプレステージ・クラブルーム・ビューバスとなりました。海外のホテルの場合、こういう時はできるだけアップグレードしてくれる傾向があるのですが、日本ではルールに則り1段階のアップグレードのみとなりました。

ビューバスのお部屋ということで、お風呂の中から東京の夜景を眺めることもできますし、クラブラウンジへのアクセスもついているので、お部屋だけでなく、クラブラウンジで寛ぐこともできます。

お部屋の様子

プレステージ・クラブルーム・ビューバスの間取りは、公式Webサイトから引用してきた図によるとこのようになっています。

実際に宿泊した部屋は、この間取り図の左右を入れ替えた配置になっていますが、大まかな特徴は同じになっています。特徴としては、広い部屋と、客室の一面に広がる東京の景色、そして浴室からも外の景色が眺められることと言えます。

こちらは客室のメイン部分の様子。広くてきれいな客室の様子が一眼でわかります。

この客室を反対側から見るとこんな感じ。靴を脱いで置いてあるところにある木製の収納は、中に冷蔵庫やコーヒーセットなどが入っています。

客室の外を見ると、このように東京の景色を38階から眺めることができます。

この付近は、東京都港区ということもあり、高層ビルも多く立ち並んでいるため、「東京都を見下ろす」ような雰囲気はないですが、それでも圧巻です。これが夜になると、東京らしい夜景を眺めることができます。

ただし、今回宿泊したお部屋では、東京の高級ホテルの象徴とも言える「部屋からの東京タワーの景色」を眺めることはできず、それを手に入れるにはもっと上のランクの部屋に宿泊する必要がありそうです。

そして、お待ちかねの今回のお部屋の1番の特徴とも言えるビューバスです。お部屋のお風呂からの景色はこのようになっています。

お風呂も広いので、窓の方を向きながらゆっくり東京の景色を眺めながらお風呂に浸かることもできました。

お風呂のアメニティーは、「Miller Harris(ミラーハリス)」のものが使われているようでした。サイズもかなり大きめのものが採用されているようで、そのまま持ち帰って使っている人も多いのではないでしょうか。

ホテル内のその他の施設

ロビー

ホテルロビーはこのような形。写真奥がフロント、左が出入り口となっています。

この写真の反対側にはこのように待合スペースや簡単なミーティングスペースなどがあります。朝の時間帯だと利用者も少なくゆったりしています。

クラブラウンジ

今回は、クラブラウンジのアクセスが可能なクラブルームに宿泊しているので、クラブラウンジにも行ってみます。

アルコールドリンクや紅茶なども充実しています。


軽食はこのように、全てサランラップで覆った状態での提供となり、衛生面への配慮もバッチリです。

クラブラウンジからは、なんとかビルの間から東京タワーが見えるようでした。

ジム、プール、浴室

ジム、プール、浴室などのフィットネスは、27階にあります。ジムは、定番のランニングマシンの他にもたくさんのトレーニングマシンが置いてあります。自分は普段ほとんどジムには行かないので、ランニングマシンとエアロバイク以外についてはどのように使うのかわからないものばかりでしたが、スタッフの方に聞くと丁寧に教えてくれます。

ジム内でトレーニング中であっても、マスクの着用は必須ということで、安心感はありながらもマスクが汗を吸ってしまい、気持ち悪くもなってしまいます。また、トレーニングマシンは、1台ずつ間隔を開けて利用したり、隣との間に仕切りがあり安心して利用できます。さらに、利用したあとはスタッフの方がトレーニングマシンを消毒してくれるのも安心要素の1つです。

プールはこのように、25m・5レーンあり、ゆったり泳ぐこともできます。

浴室については当然ながら写真がないですが、広いシャワールームと、浴室そして2種類のサウナなどがあり、ジムでかいた汗を流すことができます。ジム、プール、浴室を一通り利用したあとは、リラクゼーションルームです。東京の景色を眺めながら、リラクゼーションルームでゆっくりしながら私服のときを過ごすことができます。

朝食会場

朝食は、ホテルロビーと同じフロアにあるレストラン・オーキッドでいただきます。

アメリカン・ブレックファスト形式での食事となります。普段、ホテルでの朝食は自分はオムレツを1番の楽しみにしています。が、今回のアメリカン・ブレックファストでは、オムレツはなく、スクランブルエッグでの提供でした。ホテルの朝食でオムレツを食べないのは、勿体無いので、別途オムレツを追加で頼みます(1,600円)。かなりボリュームのあるオムレツでした。

バー

バーラウンジ「スターライト」はホテル最上階の41階にあります。全景の写真は撮影していなかったので、公式Webサイトからの引用となります。

ホテル最上階のバーラウンジということで、かなり高い値段設定になっていたため、チェックイン時にいただいたウェルカムドリンクとしてビールを頼んだのと、追加でフライドポテトを頼みました。フライドポテトは、トリュフ付きということで、これだけで2,000円近い値段となります。

まとめ

今回は、16:00のレイトチェックアウトを利用することができたので、16:00ギリギリまでお部屋でゆっくり過ごした上で、クラブラウンジにてチェックアウト手続きをさせていただきました。

今回宿泊したお部屋は、1泊あたりおよそ70,000円のお部屋でした。この部屋に2泊したため本来であれば計140,000円となるのですが、今回はアメリカンエクスプレスのFHRによるアップグレードや2泊目無料キャンペーンなどにより、わずか63,000円で宿泊することができました。

さらに、100ドル(10,000円)のホテルクレジットもついていることを考えると、実質2日間で150,000円の体験をわずか63,000円という58%引きの値段で得られたのは満足です。このたった1回の宿泊でクレジットカードの年会費の半分以上を取り返すことができると考えると、140,000円の年会費も高くないな、と感じてしまいます。