札幌から1時間で行ける北のリゾート地の1つであり、マリオット系列のホテルの1つでもある「シェラトン北海道キロロリゾート」ですが、新型コロナウィルスの影響でインバウンド需要が減り、また国内移動も大きく減少したことから、2021年2月1日から2021年12月9日までの約1年間の間、臨時休業することになりました。

「シェラトン北海道キロロリゾート」について

シェラトン北海道キロロリゾートは、ホテルの目の前が広大なスキー場となっており、冬はスキー・スノーボードを楽しむ宿泊客で賑わっています。特に、平時はインバウンド需要が大きく、宿泊客のほとんどを海外からの旅行者で締めることも少なくありません。

立地としては以下の通り。千歳空港から北海道入りした後、札幌観光・小樽観光をしたのちにシェラトン北海道キロロリゾートに向かいここでスキー・スノーボードを楽しむようなプランが考えられそうです。

お部屋タイプは、スタンダードルームからスイートルーム、定員4名までのファミリールームまで揃っています。

リワードカテゴリーは6になるので、「大阪マリオット都ホテル」や「メズム東京」「東京マリオットホテル」、そして最近できた「JWマリオット・ホテル奈良」などと同じランクのホテルとなります。

今回の臨時休業について

シェラトン北海道キロロリゾートでは、約1年前から継続して流行している新型コロナウィルスの影響により、既に2020年3月29日から11月19日の間で臨時休業が行われており、11月20日より営業が再開したところでした。

しかしながら、2021年に入り再び感染拡大が進んでいるということで、2021年2月1日から2021年12月9日までの約1年間の臨時休業が決まりました。

2020年・2021年の2年間でホテルの営業日数が5ヶ月間ほどしかないという異常事態が起きています。

もしかしたら、北海道という広大な土地と安価な地価のおかげで、固定費が劇的に安く済んでおり変動費が費用のほとんどということなのかもしれません。もし、費用のほとんどが変動費であるのであれば、固定費分を稼ぐために営業するよりも長期の臨時休業にしてしまう方が良い、という判断なのかもしれません。また、休業まで2週間ほどの時間があるタイミングでの発表を行うことで、近場に住む人に休業までの間に宿泊してもらいたい、という意図もあるかもしれません。

まとめ

今回は、再びの長期休業に入った「シェラトン北海道キロロリゾート」について見てきました。都内のホテルの場合、こういった長期休業をしてしまうとそれだけでテナントの賃料などが支払えなくなってしまいますが、北海道という立地のおかげでこのような英断ができたのかもしれません。