2021年4月、マリオットホテルのプラチナ修行とワーケーションを兼ねて、宇都宮にあるフェアフィールド・バイ・マリオット栃木宇都宮に3連泊してきましたので、その様子を紹介したいと思います。
フェアフィールド・バイ・マリオット栃木宇都宮について
フェアフィールド・ブランド
フェアフィールドブランドのホテルは、日本では積水ハウスとマリオットのコラボレーション事業である「Trip Base道の駅プロジェクト」で整備されたホテルとなっています。マリオット系列のホテルというと、シティホテルやラグジュアリーホテルのように、高級ホテルのイメージが強い人も多いと思いますが、フェアフィールド・ブランドのホテルは、価格帯を抑えながらも、マリオットらしさを残したホテルとなっています。
2021年4月時点で、栃木県に3つ、岐阜県に3つ、三重県に2つ、京都に3つ、和歌山に1つの計12ホテルが営業を開始しています。同じフェアフィールド・ブランドですが、札幌のフェアフィールドは積水ハウスとのコラボレーション事業とは別のようです。
道の駅に隣接しており、ホテル内は宿泊のみを行い、食事やお風呂などは道の駅の設備を使うことで、ホテル自体の設備は簡素化させながらも滞在全体の満足度をキープすることができる試みとなっています。
アクセス

フェアフィールド・ブランドのホテルはほとんどが道の駅に隣接し、車でのアクセスを基本としていることから、鉄道でのアクセスは少し不便であることが多いです。

今回宿泊したフェアフィールド・バイ・マリオット栃木宇都宮も例外ではなく、宇都宮駅からは、バスを使って約40分の道のりとなります。とはいえ、東京駅からは新幹線を使って約5,600円・1時間30分程度で到着します。修行らしく新幹線ではなく、在来線を使うと、約2,000円・2時間30分程度の所要時間となります。
周辺環境
フェアフィールド・バイ・マリオット栃木宇都宮は、道の駅「ろまんちっく村」に隣接しており、滞在中はろまんちっく村にお世話になることが多いでしょう。
ろまんちっく村では、お食事処やスーパーマーケット、温泉、プールなどの設備があります。
近隣のコンビニエンスストアは、徒歩15分のところにファミリーマートがあります。ただ、ちょっと遠いので、車がない場合はできるだけコンビニは使わなくて済むような準備が必要です。
今回の滞在
客室の様子
フェアフィールド・バイ・マリオットのお部屋は基本的に、ツインルームとキングルームの2タイプで構成されており、客室のランクはどの部屋も同じとなっています。今回の宿泊は1人での滞在だったため、迷わずキングルームを選択しました。
お部屋に入ったすぐの景色はこのようになっています。

右側にはトイレとシャワールームがあります。


洗面台はこんな感じ。独立した部屋ではなく、居住スペースと繋がった造りなので、コンパクトなお部屋ながらその狭さを感じることはありません。

部屋の反対側から眺めるとこんな感じ。水回りスペースと居住スペースの間には扉がついているので、寛いでいるときに水回りが目に入らないようにすることもできます。

基本的にフェアフィールドのお部屋はどれもこのような構成となっているので、他のフェアフィールドに宿泊する際にも参考になると思います。
共用施設
フェアフィールドには、クラブラウンジやレストラン、大浴場といったホテルの共用施設は設けられておりません。
フロント以外の共用施設としては宿泊者が誰でも使えるコワーキングスペースのようなラウンジです。

20人くらいが利用できるスペースとなっており、写真には写っていないですが、コーヒーマシンや電子レンジ、バルミューダのトースター、冷蔵庫などが置かれており、自由に利用することができます。
奥に写っているテラス席は、晴れている日には心地よい光が差し込んできて、目の前の自然を見ながらくつろぐことができます。
フロント横には、売店スペースがあり、ドリンク類やインスタント食品、お菓子類などを購入することができます。ろまんちっく村のスーパーマーケットや飲食店が閉まってしまった後に食事を取りたい、となると食糧調達のために歩いて15分のコンビニに行かなくても済むため、重宝します。
じゃがりことウィルキンソンの炭酸水を購入しましたが、良心的なお値段の290円です。支払いも交通系電子マネーが使えるので安心です。

ワーケーションの仕事スペース
都心からも新幹線で3時間以内でアクセスできるので、ワーケーションとしても利用できます。今回の自分も3日間のワーケーションの場としてフェアフィールド宇都宮を利用しました。
仕事場としては、
- ホテルのラウンジエリア
- ホテルの客室
のどちらかで仕事をするのが良いでしょう。短時間の仕事であれば、併設されたろまんちっく村の空いたスペースを使うのも良いですが、WiFiと電源の問題を考えると、ホテルのラウンジエリアまたはホテルの客室での仕事がベストです。
ただし、客室の備え付けのテーブルは、テレワークを想定したものではなく、下のように簡素的なものとなっており、長時間の仕事にはあまり適しているとは言えません。

自分の場合、客室入り口に置いてあるバゲージラックを洗面台の上に置いたところ、ちょうどいい高さのスタンディング・デスクになったので、ここをベースに仕事をしておりました。

ろまんちっく村

ろまんちっく村は宇都宮の道の駅で、フェアフィールド・バイ・マリオット栃木宇都宮から徒歩1〜2分で行くことができます。ろまんちっく村にはいくつかのお食事処やスーパーマーケット、温泉、スパ・プールなどがあります。広大な広場を使ったドッグランもあるので、犬連れにも喜ばれそうなエリアとなっています。
お食事処や温泉、スパ・プールは夜21:00には完全閉店となってしまうので、用事を済ませるのはこれまでの時間に行う必要があります。スーパーマーケット「あおぞら館」については、夕方の17:00と早い時間に閉まってしまうので、買い物は計画的に行う必要があります。また、毎月第2火曜日も定休日なので注意しましょう。

フェアフィールド滞在中にはこんな料理を食べました。
最後は、売店で購入した肉巻きおにぎり。タレが効いてて美味しく、今回の滞在中、2回食べました。

まとめ
今回は、マリオットホテルのプラチナ修行とワーケーションを兼ねて、フェアフィールド・バイ・マリオット栃木宇都宮に3連泊してきました。
近隣の既存のインフラ施設(今回の場合、道の駅)を活用することで、ホテル自体の設備を簡素化しながらも宿泊体験を維持することで、地方でのホテル運営が合理化される様子を窺い知ることができました。