香港国際空港に2017年10月に新しくオープンしたアメックス・センチュリオンラウンジを体験してきたので、その様子をご紹介します。アメックス・センチュリオンラウンジは、アメリカンエクスプレスが誇る最高級のサービスが提供されるラウンジです。

センチュリオン・ラウンジって何?

アメックス・センチュリオン・ラウンジとは、アメックスのセンチュリオン会員ならびにプラチナ会員向けに空港に設置されているラウンジです。名前こそは「センチュリオン」となっていますが、プラチナ会員でも利用可能なラウンジです。

センチュリオン・ラウンジは、2017年12月時点で世界に16個存在し、アジア地域では香港国際空港が初の設置となります。また、現時点で設置されている空港は、

  • インディラ・ガンジー国際空港(インド)
  • チャトラパティ・シヴァジー国際空港(インド)
  • シドニー国際空港(オーストラリア)
  • 香港国際空港(香港)
  • エセイサ国際空港(アルゼンチン)
  • メキシコ・シティ国際空港(メキシコ)
  • ヘネラル・マリアーノ・エスコベード国際空港(メキシコ)
  • トルーカ国際空港(メキシコ)
  • シアトル・タコマ国際空港(アメリカ)
  • サンフランシスコ国際空港(アメリカ)
  • ラスベガス・マッカラン国際空港(アメリカ)
  • ダラス・フォートワース国際空港(アメリカ)
  • ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル・ヒューストン空港(アメリカ)
  • マイアミ国際空港(アメリカ)
  • ラガーディア国際空港(アメリカ)
  • フィラデルフィア国際空港(アメリカ)

となります。

アメリカだけで7個ある点に注目ですが、インドにも2箇所設置されている点にも注目です。お世辞にもインドには富裕層が多く住んでいるようには思えず、またハブ空港でもないので、なぜインドの2空港に設置されているのかは疑問が残ります。

香港国際空港のセンチュリオン・ラウンジ

場所

香港国際空港のセンチュリオンラウンジは、ターミナル1の7階にあります。

上の図の「T1」と書かれているあたりにある出国審査・セキュリティチェックを抜けてから、ひたすら歩きます。この図で見ると、小さくてシンプルな空港に見えますが、実際にはとても広い空港です。移動の際には、エアポート内連絡シャトル電車があるので、歩くのが嫌な方はシャトルを使うのが便利です。自分は、歩いて移動しましたが、動く歩道を使って移動しても10分程度かけての移動となりました。

Y字に分かれる手前の位置までくると、

のようなラウンジの案内が出てきます。一番下に「The Centurion Lounge」の案内がありますね。

案内に従って、エスカレーターを登ると、

のような形でセンチュリオンラウンジの入り口に到着します。自分が入る前に入室しようとしていた人は、中に入らずにそのまま出ていったので、おそらくセンチュリオン会員またはプラチナ会員ではない方だったのでしょう。ラウンジへの入室資格を持たずに入室しようとすると、入り口で追い返されてしまうので注意しましょう。

ラウンジの受付はこんな感じ。緑豊かで豪華な感じの受付ですね。記念に写真も撮ってもらいました(受付のお姉さんが快くOKしてくれました)。

設備

ラウンジ内の設備としては、オープンスペース以外に、電話ボックス(というかプライベートルーム)や、ミーティングルームなどもあるようです。また、シャワールームはありますが、男女1部屋ずつしかないようで、今回は時間の都合上利用することはできませんでした。

座席数は、オープンスペースに約50席ほどありました。13時ごろに入室したときは、3割くらいが埋まっている状態でしたが、徐々に利用者が増えていき、搭乗時刻が近づいてきた15:00ごろにはほぼ全席が埋まっている状態でした。

料理・ドリンク

ドリンクカウンターはこんな感じ。アルコール類の品揃えは街中のバー以上ではないでしょうか。一方で、ソフトドリンクについてはアップルジュースとオレンジジュースくらいしか見当たりませんでした。お酒好きには堪らないですが、お酒の飲めない方にとっては楽しみが1つ減ってしまいます。

食事については、少し期待はずれな部分もありました。バリエーションが少なく、味もいたって普通。


でも、デザートはとても美味しかったです。

ラウンジ内の風景

ラウンジ内はこんな感じ。開放的な雰囲気ですね。



奥のほうには、大きなセンチュリオンが描かれた壁があります。

窓際に目を向けると、キャセイ・パシフィック航空の飛行機が並んでいます。

アメックス・プラチナカードを目指すなら

アメックスのセンチュリオン・ラウンジを利用するなら、アメックス・プラチナ以上のクレジットカードの保有が必須です。プラチナカードは、直接申し込むことが出来ず、グリーンカードまたはゴールドカードを保有し、一定以上の利用実績を積んだ上でインビテーション(招待状)を待つ必要があります。自分がゴールドカードを保有してからインビテーションを取得するまでは約1年必要でした。その1年間の利用実績は、1年でアメックス・プラチナカードを取得。インビテーションまでの利用実績を公開にまとめましたので、参考にしてみてください。

もし、「1年も待ってられないよ」という方がいらっしゃいましたら、プラチナホルダーである私から、招待を送ることも可能ですので、その際は当サイトのお問合せフォームからお問合せください。