4月末に、池袋にあるビジネスホテル「センチュリオン・ホテル」に3泊してきました。私自身は都内に家があるので、本来なら都内のホテルに宿泊する必要はありません。しかし、とあるサイトでこのホテルに6,000円で3泊できることが分かったため、気分転換を兼ねて宿泊してきました。

この記事では、どんな方法で池袋のビジネスホテルに3泊したのか紹介したいと思います。

今回宿泊したホテルの情報

今回宿泊したホテルは、池袋東口にある「センチュリオン・ホテル」です。マリオットやヒルトンのようなラグジュアリー・ホテルではなく、普通のビジネスホテルであり、楽天トラベルで1泊あたり10,000円前後の価格帯のホテルになります。

宿泊した予約情報

  • 部屋タイプ: スーペリア シングル(禁煙)
  • 食事プラン: 朝食なし・夕食なし
  • 予約人数: 大人2名・子供0名
  • 宿泊日数: 3泊

公式サイトによると、スーペリア シングルの部屋の広さは15m2ということなので、いたって普通のビジネスホテルです。15m2というと少し狭い印象がありますが、トイレ・お風呂の水回りが省スペースになっているので、お部屋自体は思ったより広い印象でした。

どうやって3泊6,000円で宿泊したのか

今回、3泊6,000円、つまり1泊あたり2,000円で普通のビジネスホテルに宿泊することができました。1泊2,000円という価格帯の場合、カプセルホテルですら、宿泊することが難しく、かろうじてネットカフェの深夜プランなどがギリギリ利用できるかもしれない、というのが現状です。

そんな相場の現代のビジネスホテルに3泊6,000円で宿泊するために、今回「cansell」というWebサービスを利用しました。

cansellとは?

cancelは、「行けなくなったホテルの予約を、かんたんに売ったり買ったりできるWebサービス」です。

運営会社は、2016年1月に設立されたベンチャー企業「Cansell株式会社」です。サービス開始から1年半くらいですが、Tech Crunchや、ダイヤモンド・オンラインなどの有名メディアでも取り上げられているサービスです。

cansellの仕組み

ホテルを予約するときは、できるだけ安いプランで予約してしまう人が多いと思います。しかし、問題が発生するのは「その予約した日に外せない別の予定が入ってしまったとき」です。ほとんどの安いプランでは、事前決済を必須としており、キャンセル不可の料金であることが多いです。となると、せっかくホテルを予約したのに、行くことができずそのまま放置するしかない状況に陥ります。

この「行くこともできず、キャンセルすることもできないホテルの予約」を、cansellを通じて、「そのホテルに泊まりたい人」に売ることが可能になります。

サービスの仕組み上、買うことができる予約は、ピンポイントに場所も日程、予約プランも決まったものしかありません。しかしながら、予約を売る側からすると、何もしなければただ消えるだけの予約なので、少しでもお金が戻ってくるなら売ってしまいたい、という考えからかなりの割引率で出品されている予約も多くあります。

他の人が予約したホテルに宿泊するので、「チェックインのときにどうしたらいいのか分からない」と思いがちですが、どうやら、予約の売買が成立したあと、運営会社側がホテルに連絡を行い、「宿泊予約の名義変更」の手続きを行ってくれます。なので、普通に宿泊するときと同じように、自分の名前を使ってチェックインを行えば問題ありません。自分が宿泊するときも、何も問題が発生することなく宿泊できました。

cansellの使い所

まず、キャンセルできない予約に、宿泊できなくなった場合は、cansellを通じてホテルの売買を試みましょう。そのまま放っておいても何も生み出さないので、少しでもお金を取り戻すためにもcansellを利用しましょう。

次に、予約を買う側です。現段階ではcansellのサイト自体の知名度が低いため、出品されている予約自体が少ないのが現状です。また、場所も日付も限られた予約しかないので、自分の旅行プランに合わせて利用すると考えるよりも、cansellに出品されている予約に合わせて旅行プランを立てれる人に向いているかもしれません。

今、購入できるお得な予約

5月13日時点で予約可能なおトクな予約の場合、

  • コンラッド大阪(5月15日〜16日)、46,948円 → 34,980円(25%オフ)
  • ヒルトン福岡シーホーク(5月19日〜20日)、102,696円 → 81,000円(21%オフ)
  • ホテルモントレ沖縄スパ&リゾート(5月15日〜16日)、17,253円 → 12,000円(30%オフ)
  • 横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ(6月22日〜23日)、16,409円 → 10,000円(39%オフ)

などの予約が利用可能です。また、日付が迫っている予約については、出品者の方と値引き交渉を行うことで、さらに安い値段で購入できる可能性もあります。

cansellに過去出品されたおトクな予約

ヒルトン東京ベイ

[https://cansell.jp/hotels/22782](cansell - ヒルトン東京ベイ)

舞浜にある「ヒルトン東京ベイ」も過去にcansellで予約が売り出されていました。ヒルトン東京ベイは、過去にもたくさんの予約が売り出されています。

その中でも必見な予約は、2018年2月のファミリー・ハッピーマジックルーム・パークがお買い得でした。大人2名・子供4名の1泊の予約で、購入時30,260円の予約がcansellを通じて3,800円で売り出されていました。その割引率はなんと87%オフです。あのヒルトンブランドのホテルに家族6人で宿泊して5,000円を切ってしまう値段で泊まれるなら、即買いしてしまいそうです。

繰り返しですがこの値段では、ヒルトンで家族6人どころか、普通クラスのビジネスホテルに1人ですら泊まれません。

ヒルトン名古屋

[https://cansell.jp/hotels/24987](cansell - ヒルトン名古屋)

名古屋の地下鉄伏見駅からすぐのところにある「ヒルトン名古屋」も過去にcansellでおトクな予約が売り出されていました。

その中でも、2018年3月に売り出された「和室スイート、大人4人・子供1人、朝食付き1泊2日」がお買い得でした。購入時85,061円の予約がなんと71%オフの24,000円で販売されました。和室とはいえ、スイート・ルームに1人あたり5,000円で宿泊できるなら即買い間違い無しです。

セルリアンタワーホテル

[https://cansell.jp/hotels/20809](cansell - セルリアンタワー)

渋谷にある「セルリアンタワー」も過去にcansellで予約が売り出されていました。セルリアンタワーの予約は、過去1回のみですが、その1つがとんでもない予約でした。

その予約は2018年1月の予約で「ロイヤルスイート、大人2人、1泊2日」の予約で、購入時410,421円だったものがなんと87%オフの50,000円で販売されていました。まさにロイヤルスイートに35万円引きで宿泊できてしまいます。

1泊50,000円というと、高く感じてしまいますが、もともとの値段を知ると、お買い得に感じてしまいますね。

まとめ

まだまだ利用者も少なく、出品されているホテル予約も少ない状態ですが、出品されているホテルはどれも割引率が高く、おススメできるものばかりです。今年の夏は、cansellで購入できるホテル予約に合わせて、旅行プランを組み立ててみてはいかがですか。