11月に、島根に旅行に行ってきました。行きは、ANAマイラーらしく出雲空港ではなく米子空港を利用し、帰りは一度乗ってみたかった寝台特急「サンライズ出雲」に乗車しました。
ANAの飛行機に乗ることとサンライズ出雲に乗ること以外の目的はなく、土曜日の昼に羽田を発ち米子入りした後、松江で宿泊し、翌日の昼に出雲まで移動し、出雲大社近辺の観光をした後、出雲駅から出るサンライズ出雲(A寝台デラックス)に乗り、翌朝(月曜)東京駅に到着し、そのまま出社する、というプランでした。
この記事ではその中の一番最初のステップである「羽田〜米子のANAプレミアムクラスの搭乗」について紹介します。
予約は5日前に、普通席を予約
今回の旅行はかなり直前に予約を取る結果となりました。もともと、サンライズ出雲に乗るために島根に行きたいな、という願望はあったのですが、スケジュールが決まらず、直前でホテルを探すとどこも満室、の繰り返しで、実現することができませんでした。そんな中、たまたま楽天トラベルをみていたら、許容範囲内の予算の松江のホテルが予約できそうだったため、今回の旅行を実現させることにしました。
また、今回の航空券は、昨年度千葉県芝山町にふるさと納税した結果獲得したANAスカイコインを使って購入しました。今年は、規制強化によりスカイコインを獲得することはできませんが、昨年のふるさと納税をようやく有意義に使うことができました。
プレミアムクラスへのアップグレード
購入した航空券は普通席で「バリュー3D」という比較的直前に予約することができる高めの航空券となりました。ただ、前年自分はSFC修行をしていた関係でアップグレードポイントを24ポイント保有しており、これの使い道に困っていたこともあり、今回のフライトでアップグレードし、プレミアムクラスに搭乗できればな、という想いで、意図的にその時点でプレミアムクラスの空席が多い便(アップグレードの可能性が高い便)を選択しました。
アップグレードが可能になる搭乗日の2日前の朝にANAの予約状況をみてみたところ、誰かに先に予約されてしまったのか、その時点ではプレミアムクラスが満席となっていたため、アップグレードは難しそうと感じていました。が、その後も諦めず何度か該当便の予約状況(アップグレード可否)を調べていたところ、前日になってようやくプレミアムクラスに空席が出てきたので、速攻でアップグレードを実施し、成功することができました。
1つの教訓として、「アップグレードの可否は直前まで分からないので、諦める事なくチェックし続けることが大事」となりました。
これにより、本年度分のアップグレード・ポイント24のうち、無事に4を消費することができました。
当日のチェックイン〜ラウンジ、搭乗

昨年度のSFC修行を行ったANAプラチナメンバーであることと、プレミアムクラスへの搭乗であることから、羽田空港のANAプレミアムチェックインカウンターが利用可能なので、このカウンターを利用します。搭乗券を発券する必要もないのですが、無意味に搭乗券を発券してもらい、保安検査を通過しラウンジに向かいます。この時点で搭乗まで1時間程度あったので、ラウンジでゆっくりすることができます。
そろそろ時間かな、と思いラウンジを出て、搭乗ゲートに向かうのですがここでいつもの失敗です。ラウンジでゆっくりしすぎ、かつ搭乗ゲートまで距離があるということで搭乗ゲートまでは急ぎ足での移動になります。搭乗ゲートに到着する頃にはすでに優先搭乗も終わり、多くの方が搭乗を完了しているタイミングとなってしまいました。
別に優先搭乗せずともプレミアムクラスなので荷物棚の争いが起こることはないですし、すでに座っている人の奥に座るために迷惑をかけることもないので別に良いのですが、「できる待遇は全て受けておきたい」というマインドであることから少し残念でした。
ラウンジ内で、搭乗ゲートまでの距離とそれを元にした優先搭乗をする場合のラウンジを出る時間の目安などをアナウンスしてくれたらいいのにな、と思ってしまいます。
機内サービス
プレミアムクラスのお食事

今回の羽田〜米子の便は、12:30出発・13:55到着というスケジュールで、プレミアムクラスの搭乗なのでお昼ご飯が出されます。とはいえ、離陸準備や安定飛行に入るまでの時間を考えると機内サービスを楽しめるのは1時間もないのでかなり忙しい昼食となります。
今回のプレミアムクラスのお食事は、以下のメニューとなっています。
- 厚焼き玉子
- 鶏磯辺揚げ
- 鮭塩焼き
- ポテトサラダ
- 帆立とちんげん菜の和え物
- 揚げ出し豆腐、紅葉麺
- 焼き蒲鉾、海老
- 牛芳漬け、赤カブ漬け
- 黒豆がんも、赤蒟蒻
- 南瓜揚げ、人参
- しめじと揚げの五穀ご飯
ANAの機内Wi-Fiサービス
今回搭乗した機材は、機内Wi-Fiサービスに対応した機材となっています。ANAでは2018年4月から機内Wi-Fiサービスを開始していますが、今まで乗った機材はどれもWi-Fiサービス対象外の機材だったこともあり、今回がANA国内線の初機内Wi-Fi利用となりました。
実際に使ってみましたが、やはり機内ということで「速度が遅い」というのが率直な感想となります。ネットのブラウジングや動画を楽しむといった用途で使うことは難しく、単純に「メールやSNSを確認すること」を目的に利用するのが限界と感じました。
Gooogleのスピードテストツールを使った結果のキャプチャはこんな感じです。

降機
米子空港に着陸後、地方空港ということもあり、滑走路からターミナルまでの移動がスムーズですぐに降機することができました。また降機後もすぐに預け入れ手荷物のターンテーブルがあり非制限エリアに通じるゲートがある形となります。羽田空港のように、降機してから制限エリアを出るまでに時間がかかることはないので、ストレスもなく空港から出られます。
まとめ
というわけで、羽田空港から米子空港までのフライトをプレミアムクラスにアップグレードした搭乗を紹介しました。アップグレード・ポイントの使い道に困る人は多くいると思うのと、羽田〜那覇などの長距離路線でプレミアムクラス・アップグレードを行うのは難しいと思うので、地方路線のアップグレードに使うと良いな、と思いました(地方路線でも競争は熾烈ですが)。